どうも、選択屋さんのよしゆきです!
今回は、私が通っている高専について話していきます。
これを読んだ後、あなたは高専に行きたくてたまらなくなるでしょう。
高専に入れば、就職は確実!
高専といえば、就職率100%、200%などと言われているのをよく耳にすると思います。
どうしてそこまで就職が確実なんでしょうか?
その答えは、高専の推薦枠にあります。
企業に対して、高専の先生方が推薦書を書いてくれるのです。
もちろん無条件で推薦書を書いてくれる訳ではありませんが、成績トップ10人だけなどという厳しい制度ではありません。
私の学校では、単位数に余裕があり、卒業が確実だろうと判断されれば推薦を出してもらえました。
高専就職率100%の仕組み
さあ、ここからはもう少し深掘りして、高専と企業の関係を話していきます。
基本的に高専4年生になると、たくさんの企業さんからインターンシップのお誘いが来るようにならます。
インターンシップに参加してみると、高専の先輩だよ!という人が出てきて、いろいろ説明してくれる時間があります。
こんな風に、高専から企業に行った先輩たちが活躍し、
企業側が「〇〇高専の学生さんは優秀な子が多いな。」と信頼を得ているからこそ、高専にインターンシップのお誘いが来ます。
こうやって、高専と企業の間で繋がりができているというのが就職率が高い理由の一つです。
高専の就職では、「先輩が就職した企業と同じところに行く。」という現象がよく起こります。
これは、先輩を通して企業の情報をたくさん聞くことができるからです。
例えば、部活の先輩から、(実話です)
俺の上におったA先輩はな、今JRにいるんや。
初めは寮に入れてな、生活費も浮くから…
それにな、〇〇部は代々JRに就職する人が多いんや。
だから俺もJRに就職することにしたんや!
うわ〜、僕も先輩のこと好きやし、JRみたいな
有名企業に入るのも悪くないな。
とまあこんな感じに、相談すればその企業のことを色々教えてくれます。
やはり、実体験を元に色々話を聞けるので、説得力が違いますね笑
また、クラスの中には、
先輩の話によると、
〇〇は残業が多くしんどくて、
△△は転勤がたくさんあって、
□□は待遇がめっちゃ良くて…
などと、どこの企業について質問しても答えてくれるような物知りが、1〜2人はいます。
その子も、先輩の話をたくさん聞いて、情報を収集しているみたいです。
他にも高専と企業の繋がりには、
先生が昔勤めていた企業で、そこからの繋がりがある。
実際に企業で働いている人が、私たちに授業をしに来ている。
企業と先生が共同で研究をしている。
というものもあります。
学校と企業の繋がりが、就職率が高い要因と言えるでしょう!
コストパフォーマンスがいい人材、高専生。
企業から見た、高専生の魅力につて少し触れたいと思います。
みなさんは、高専生が何卒扱いになるか知っていますか?
そう、高校卒業扱いになります。
後にデメリットのところでも書きますが、高卒と大卒では企業に入ってからの給料が全然違います。
生涯年収で見ると、5000万円ほどの差が出るという記事を書いているところもあります。
結局は入った会社によるのですが、日本は学歴社会なので、こうなるのは仕方ないですね。
企業からすると、高専で専門知識を学んで即戦力になる優秀な人材が、大学生よりもお安く雇えるのだから、高専生がいい!となるのです。
少し前に文科大臣が「高専卒の給料を大卒と同じ待遇に」という発言で、我々高専生にはかなりのビックニュースだったのですが、
これからもしそうなることがあれば、高専に入って就職するデメリットがなくなるほどの、一大ニュースになるでしょう。
なんか、暇になるくらい自由
二つ目のメリットとして、
高専生は自由にできることが多いという話をしたいと思います。
派手派手な髪型、制服なしの校則
高専に入ってまず思ったのは、「先輩、色とりどりやなぁ〜」でした。
私の高専では、1年2年の間は全員が寮に入るという制度があったので、結構な数の先輩を見てきましたが、黒、茶色、金の人が多かったですね。
時々、赤とか紫の人もいました。
クラスメイトは最初ほとんどの人が黒髪ですが、夏休み明けに久々に見ると、色とりどりになっていました。
また、私の学校には制服がありませんでした。
なので、みんな私服で学校に行くのですが、初めのうちはみんなきちんとした服で登校します。
しかし、半年ぐらい過ぎると、服を選ぶのがめんどくさくなってジャージで学校に行くことが普通になっていきます。
寮に入っていると、特にその傾向が強く現れますね。笑
とても長くて、季節外れの夏休み
高専の夏休みは、大学と同じ時期で、同じ長さだけあります。
8月の初めに始まり、9月いっぱいの約2ヶ月間です。
「2ヶ月夏休みなんて最高やん!」と思っている方、確かに最高ですが、いくつかの問題があります。
他にもあるかと思いますが、私が実際に感じたのはこの3つです。
しかし裏を返せば、それだけ自分の自由な時間が与えられるということ。
私もこの自由時間のおかげで、ブログを始めたり、Youtubeを始めたりすることができています。
遊んでくれる友達がいないからやってる訳ではありませんよ!
バイトで稼ぎまくってるやつ
クラスに何人かはいる、バイトガチ勢。
私にも、「夏休みは月10万稼ぐわ!」と言いながら夏休みに入っていく友達がいました。
高専ですることがない人が、バイトでお金稼ぎに走るというのは良くあります。
私も飲食店、家庭教師などバイトをしてきましたが、話を聞いているとマクドナルドやくら寿司など、有名飲食店でバイトしている人が多いですね。
私は一度飲食店で辛い経験をしました。そこから二度と飲食店でバイトはしないと心に誓いました。
もし気になる方がいればこちらからバイトの失敗談を読んでみてください!→【学生バイト】はま寿司はブラックなのか?元はま寿司アルバイト生が本音で語ります!
大学編入で難関大学を目指せ!
みなさん、高専は「就職するためにキャンパスライフを捨てた者が集まる学校だ」と思っていないでしょうか?
また、高専に入った皆さん。「僕にはもう楽しそうな大学生活はできないんだ」と諦めていないでしょうか?
諦めないでください。高専卒業後の道は、就職だけではありません!
大学編入という選択肢
実は、高専で成績上位を取っている人は、ほとんどの人が進学を目指しているんです。
高専生が編入している大学は、国立大学もたくさん含まれています。
九州大学や北海道大学などには、「高専で席次が◯番までなら、推薦で入学できる」といった制度もあり、「あれ、編入学の方が入りやすいんじゃね?」と私は思っています。
大学編入を目指すためには、必要なものがいくつかあります。
その一つは、席次、つまりクラスで上位の成績を取る必要があるということです。
必ずしも成績が上位じゃないと大学に行けないという訳ではありません。
私の友達や先輩の話を聞いていると、成績が15〜20位以上なら国立大学を目指せるラインです。
もしあなたが高専で1位、2位の席次を取れているのなら、推薦入試で楽に編入できる大学があると思います!
大学編入のメリット
大学編入のメリットはなんといっても「大卒認定」をもらえること!
学歴社会において、高卒と大卒の差は大きいですよ。
私はこれから経験していくことなんですが、やっぱりたくさんの人に出会えることも大きなメリットなのではないでしょうか?
あとは、仕事をするという選択肢をあと伸ばしにでき、自分の自由な時間が作れるというところでしょうか?
こうやってブログを書いたり、趣味をする時間が取れるというのは、大切だと思います。
大学編入のデメリット
もちろん大学に行くのはメリットだけではありません。
大学に行くということは、勉強を続けるということです。
勉強が嫌いな人にとってはなかなか大変だと思います。私もその一人です笑
また、高専から編入すると、単位が認められない場合があり、大学に入ってから苦労をする人も珍しくないようです。
私も、来年の4月から大学に編入するので、その時に実体験も書いていきます!
どうして高専から大学3年生に編入できるのかというと、高専で取得した単位が大学で取ることのできる単位と振り替えることができるからです。
高専で習う数学や物理には、大学1、2年生で習う内容が含まれています。
だから単位の振り替えができるんですね!
では、高専から大学の何学部に編入するのでしょうか?
多くの高専生は工学部に編入していきます。
しかし、私のように理学部に行ったり、農学部に行ったりした先輩もいたようです。
さらに、私の通っている高専では、音大に行っている先輩もいました。
つまり、行こうと思えばどこにでも行けるということです!
しかし、工学部以外になると単位が足りなくなって、大学に入ってから留年を強いられることがあるので、覚悟しておきましょう!
専攻科と技科大は高専生のための進学先
みなさん、専攻科や〇〇技科大学という学校の名前を聞いたことはありますか?
高専生の進学先として、私が1番おすすめなのが専攻科と技科大学です。
専攻科とは?
専攻科とは、大学でいう大学院と同じです。
高専は中学校を卒業して、五年間通います。
5年生になると、卒業研究があり、自分が興味を持った分野の研究をしている先生のもとに行って、 1年間一つのテーマについて研究します。
専攻科は、そのテーマをさらに深くまで研究するための場所です。
高専と同じ敷地内に専攻科はあり、環境が変わるのが嫌だという人にとっては、最高の進学先だと思います。
それぞれの高専によって違うと思うのですが、専攻科を卒業することで大卒認定されるところもあります。大学に編入するより、同じ環境で勉強を続けられるので、楽だと思いますよ!
また、大学よりも専攻科の方が、自由な時間がたくさんある思います。
私の場合は、キャンパスライフウハウハを狙って大学に編入しようと
思っていたのですが、今になって専攻科も良かったなと思いますね笑
自由な時間が欲しい!
最後に一つだけ。
専攻科に行った後の進路は、就職する人と大学院に進学する人に分かれています。
就職についてなのですが、もしあなたが有名企業に入りたいと思っているのなら、専攻科に行ってから入るよりも、5年生の時に就職しておいた方がはるかに入りやすいです。
つまり、専攻科に入るのなら、大学院まで進んだ方が絶対にいいと私は考えます。
5年と専攻科で3年も研究を続けるのですから、大学院に行ってさらに学びを深める方がいいと思います。
技科大学とは?
技科大学は、全国に「長岡技術科学大学」と「豊橋技術科学大学」があります。
この二つは主に高専生が3年生に編入してくることを想定して作られており、3年生の入学生が1番多いという特殊な大学です。
全国の高専から学生が集まってくる大学なので、高専生同士の繋がりがさらに広がる場所といえます。
また、成績優秀者のための推薦入試もしっかりと準備されており、私の友達は志望理由と成績を送っただけで、面接もせずに合格していました。
正直私も、もっと近くに技科大学があれば進学先の最有力候補として受験していたと思います!
もっと技科大学について知りたい!と思った方は、Twitterなどでメッセージをくれるとお答えしますので、ぜひお声かけください!
まとめ
高専はとても自由度の高い学校だということがわかっていただけたでしょうか?
高専に入れば就職の道しかないという訳ではありません。
専攻科に行ったり、大学に編入するという道もあります!
もしかしたら進学校へいってもなかなか入れないような大学に編入することができるかもしれません。
また、2ヶ月の夏休みがあるように、自由な時間が高校よりもたくさんあり、新しいことに挑戦する時間が豊富にあると思います。
私も高専生でなけれは、ゲートボールのチームを作り全国2位になっていなかったと思いますし、
Youtubeを始めたり、ブログを書いていることもなかったでしょう。
高専の認知度は、今段々と上がってきているように思います。
また、女子で高専に入学する人も増え、高専はこれからもっと注目を浴びていくと思います。
ここまで読んでいただいた皆さん、高専への興味が湧いてきたでしょうか?
ぜひこの機会に高専への入学、
高専生の方は、就職だけではなく進学という選択肢に興味を持っていただけたら、
私、選択屋さんとして最高の仕事ができたと思います。
もしも高専について何か質問等ございましたら、コメントやTwitterの方からぜひお声掛けください!
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